ベトナムの歴史から見る今

   

ベトナムの歴史からみる今

ベトナムの歴史は中国との歴史に密接しているともいえます。ベトナムは多数民族であり一番多い民族はキン人と呼ばれています。歴史的には長くから中国大陸で生活してきた民族と言うことははっきりしています。

中世以前の南ベトナムはチャンパ王国と呼ばれていました。 ‎原始から‎古代、‎北属期・‎独立王朝時代と歴史を歩んできたベトナムは1800年-1900代にはフランスの植民地にもなりました。そんなベトナムの歴史は地域別に別れていて、ベトナム戦争、フランスの影響なども今となっては色濃く残っています。歴史を遡るとベトナムは、外国(特に中国)戦い続けてきた国であり、 ベトナムの国力は経済成長に伴い更に国力をましているのが現状です。また当時のベトナムは19世紀に侵入してきたヨーロッパの国には全く対抗できなかった。 仏領インドシナの成立からナポレオン3世のフランスは、ベトナムを植民地としてインドシナに出兵し1862年にはフランス軍はベトナム一体を支配することになりました。

1867年フランスは占領宣言

フランスは占領宣言

その後にも、南部でのフランスの領土拡張は続いていきます。1862年にはフランスと阮朝のあいだでサイゴン条約が成立、ベトナム南部、メコンデルタ、サイゴンがフランスに占領され。 さらに1867年、フランスは占領宣言を出します。

フランス占領地時代のベトナムは西洋様式の建築物灘が建設され西洋風な地域も未だに残っています。特にホーチミンやハノイなどの街並みを見ていると西洋風の建物が未だにあります。ベトナムは最初の統治国家ができるまでの黎明期 から千年にわたる中国による支配が続いていきます。その後には中国との対立の末に阮朝成立、そんなベトナムの国土は南北に長く続いています。その北部・中部・南部でそれぞれ異なった歴史から文化を持っているのも特徴的です。

中国から独立したベトナム初の帝

ベトナム独立

544年中国から独立したベトナム初の帝は、リー・ナム・デ(李南帝)で、ヴァン・スアン(萬春)という国を名乗りました。様々な国交問題に悩んできたベトナムは日本の統治を受け入れたりと更に柔軟な国交を保つ国でもあります。国内からは最古の人類 (約40~30万年前の地層からタムハイのタムクエン洞窟で発見されています。)の歯が発見され原住民が古くからこの血にいた事を証明しました。

ベトナムには5千年の歴史が存在

クアンイエンのド山(タインホア省)、スアンロクでも多くの場所で打製石器や剥片石器が発見され原始時代には、約30,000 - 20,000年前になりますが ホモ・サピエンスが住んでいたことが証明されています。グオム石窟(タイグエン省)、ソンヴィー(フート省)、ライチャウ省、ゲアン省等地方でも多くの遺跡が発見され新石器時代からベトナム国民はベトナムには5千年の歴史が存在すると自負している人がいるほどベトナムの歴史は古いのです。そこから自然の採集活動の他にも農耕を行うようになり野菜・豆・カボチャ・ひょうたんなどは未だに多く取れて食物・肉類と食生活は比較的安定している地域でもあります。他の部族との衝突や部落内での衝突が起こっても、国家のアイデンティティを築き上げてきた歴史を持っているのがベトナムです。

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