ベトナムの基本情報と国民性

      2023/06/15

ベトナムの基本情報

ベトナムは、東南アジアに位置する社会主義国家であり、首都はハノイです。人口は約9700万人で、国土面積は約33万平方キロメートルです。隣国には、中国、ラオス、カンボジアがあります。また、東海(中国海)や南シナ海に面しています。

ベトナムは、古くから中国やフランスなど多くの外国勢力の支配を受けてきましたが、1945年にホー・チ・ミンによって独立を宣言し、1954年にフランスからの独立を勝ち取りました。その後、南北に分かれた状態が続いたものの、1975年に南北が統一され、社会主義共和国として生まれ変わりました。

現在のベトナムは、経済成長が著しく、アジアで最も急速に発展している国の1つとされています。特に、製造業や農業などの分野で成長が著しく、外国企業の進出も増えています。また、ハノイやホーチミン市などの大都市圏では、高層ビルやモダンなショッピングモールなども見られます。

ベトナムは、多民族国家であり、人々はベトナム語を話し、儒教や仏教、キリスト教など様々な宗教を信仰しています。また、ベトナムには多くの美しい観光地があり、古都ホイアンやハロン湾などは世界遺産にも登録されています。

一方で、政治的には社会主義共和国であるため、政府の権限が強く、表現の自由や政治的な活動に対する制限も存在します。また、環境問題や貧困、教育や医療などの社会問題も依然として課題となっています。

ベトナム国民性

ベトナム人の国民性は、独自の文化や歴史的背景に基づいて形成されています。彼らは、家族や地域社会を非常に大切にし、共同体主義的な価値観を持っています。また、多くのベトナム人は仏教や儒教などの宗教に影響を受けており、その影響は現在でも強く残っています。

ベトナム人は、一般的に努力家であり、勤勉であるとされています。彼らは家族を養うために必死に働き、生活の質を向上させるために努力します。また、ベトナム人は非常に繊細で感受性が高く、自分たちの文化や伝統に非常に誇りを持っています。

また、日本人の国民性と似ているところとしては、

  • 勤勉で温厚なところは日本人との親和性が高い
  • 米食なので日本食との相性がいい
  • 実はシャイな傾向がある

があります。

他にもベトナム人の国民性や文化を知りたい方はこちら

日本企業でも多くのベトナム人が働く

ベトナムから日本で働く技能実習生や特定技能の労働者は、その多くが若い世代で、教育レベルが高い人が多いです。彼らは日本の技術や文化を学び、日本企業で働くことを通じてスキルアップを目指しています。

一方で、日本の労働環境や文化に馴染むためには、多くの課題があると言われています。例えば、日本の職場ではコミュニケーションが非常に重要であることや、細かいマニュアルに従うことが求められることがあげられます。また、労働環境が厳しい場合があり、労働時間の長さや過重労働の問題も指摘されています。

そのため、ベトナム人の技能実習生や特定技能の労働者を受け入れる際には、日本側が彼らが適切な労働環境で働けるようにサポートすることが求められます。また、日本側が彼らの教育や研修に対して適切な支援を提供し、彼らがスキルアップを目指せるようにすることが重要です。

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