ベトナムにおけるインフラビジネスの現状と今後の展望
2016/04/22

近年のベトナム経済は右肩上がり中です。特に、2000年に入ってから今までGDPはうなぎのぼり中です。国内総生産(GDP)成長率が上がり、さらに成長を続けているベトナムですが、そんなベトナムですがまだまだインフラの整備は遅れています。
経済成長率は高くてもインフラが遅れていることはベトナムの特徴でもあり、近年は様々な計画が進められています。最近では日本の大成建設が工事を担って空港の新ターミナルなどの建設をしています。またハノイを流れるホン川に架かる橋の建設は三井住友建設が施工していて、空港からハノイ中心部までの距離が短縮になり、ベトナムの交通事情に変化が起きています。
日本は1992年にベトナムへの経済協力をスタートしてこれまでにかかった経費は1785億円以上となっている。また日本だけでなく海外の民間の企業も多くベトナムインフラビジネスに参加し、ベトナムの交通や社会システムの改革が進んでいます。
ベトナム南北高速鉄道計画は日本に依頼

ベトナムの高速鉄道計画は日本政府に要請され、ベトナム側から優先2区間で、ハノイ-ヴィン間、ホーチミン-ニャチャン間に新幹線を通わせる意向です。国がらみでインフラの整備を行い、また、アジアでもインフラ整備において先を行く日本にこの整備をサポートするようにベトナム政府が検討しています。
ベトナム南北高速道路計画

ベトナムは南北に広がる広い国です。そのため高速道路があれば便利になるとインフラ整備を進める準備を政府が検討しています。
日本の高速道路のインフラ技術は世界でもトップクラスです。べトナム政府はすでに日本と経験、技術や制度を紹介するとともに意見交換を行っており、今後の方針をしっかり決めているようです。
港でも必要な整備
港の整備にも力を入れています。港は国際便などが入るラックフェン港です。そのほかにもベトナム北部最大港湾のハイフォン港などでも貨物需要が増える見込みがあり、新規にコンテナターミナルを整備する企画を組んでいます。
これは2000年からの貿易も盛んになってきたベトナムの必須な整備で、2014年の貿易輸入額 は10億USドルとなり、急ぎで、改革を推し進めているようです。
元々ベトナムは農業国家なので、インフラ整備は遅れていた。
ベトナム経済が、注目されているのはここ10年くらいでそれまでにホーチミンの市内ではインフラ整備などは行っていなく、土壌のストリートもいまだに多く目立ちます。また市内の光化学スモッグなども社会問題となり、空気汚染などへのインフラや環境問題も課題となっている状態です。
また市内から郊外にいくとまだまだ道路整備されていない場所が多く、中には4WD車でないと、走行がままならない場所もあり、インフラが進んでいるとは言い切れない国なのです。
このことからべトナムではインフラビジネスが盛んになっています。

中には民間の日本企業も参入していてベトナムでの電車、駅での自動改札や姑息道路のATM化にも力を入れていく考えです。また参入していない日本企業の関心も非常に高く今後は更に多くの企業が参入予定でもあります。近年のベトナムでの経済の成長率の高さ、日本人との親和性の高さなども影響し、べトナム全体のインフラ整備への関心の高さは非常に高いです。
まとめ
ベトナム経済が盛んになりインフラ整備を行うことで円滑に経済をサポートし、また今後の発展にも注目が集まるベトナム経済、インフラビジネスに参入している外国企業、日本企業も増えています。今後のベトナム国内の経済を円滑にする、また住みやすい国作りのためにインフラ整備は欠かせないといえます。
技術のある日本企業が援助をする事で更にきれいな街づくりや社会システムを構築するサポートを続けているベトナムのインフラ事情でした。